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2014.02.03 Monday

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    2006.01.29 Sunday

    モノクロな魅力『ワイルドアダプター』峰倉かずや

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      まずはプロローグとなる01を取り上げてみましょう。
      主人公久保田が時任と出会うまでが描かれたこの巻。まず手にして思ったのが、口絵の3作のカラーイラストに少々驚きました。というのも、ほとんどがモノクロの世界。作品を読むと「陰影のはっきりしたモノクロの世界」といった感じをうけましたので、口絵のカラーイラストはそれを象徴しているかのようです。しかし、同じモチーフで書かれた1枚目と4枚目、それぞれ目を閉じた久保田と時任が後手で赤い花(多分ハイビスカス)を口に咥えています。この絵に何ともいえないエロティシズムを感じました。全体はモノクロで花だけが渋い赤に着色されているのですが、このハイビスカスがどうも性的象徴のような…。
      1巻の内容は久保田が高校時代、暴力団の年少組に7ヶ月だけ所属していた時のことが書かれています。
      実は私はこの話を3巻から読みました。1巻を手に入れて「さあ…」と読んでみると、久保田の印象が随分違う…。それだけ時任の存在が彼の特別なものになっているんでしょう…。
      印象的だったのは、1巻で久保田に懐いている年少組の小宮がぽつりと洩らした言葉「…久保田さんの痛みになる人って誰なんスかね…」自分がそうなりたい…と言っているようでもあるし、自分ではそんな存在になれない…とも言っているようで、ちょっと切なさも感じました。実際に、久保田自身は自覚してなかったようですが、そうなりつつあったみたい(と私は感じた)しかし、小宮はその後殺されてしまいます。
      この頃の久保田の壊れ方は普通じゃありませんでしたね。時任の出現で明らかに人間らしくなっていったように見えます。3巻から読んだ私は時任が久保田に甘えて依存しているように見えましたが、1、2巻を読むとその感想はくつがえされます。
      連載誌が『Charaコミック』ということもあり、かなりBLテイストですが、あえてこちらで紹介してみました。(BLって何?と思う方、読み飛ばしてください・笑)
      受ける作品ではなく、描きたい作品を描いている…といった感じで、かなりマイナーな雰囲気です。はっきり言って内容も暴力的なので、そういった描写の苦手な方にはお勧めしません。 -----
      2014.02.03 Monday

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