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2014.02.03 Monday

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    2014.02.03 Monday

    この作品のどこにこんなにも魅了されるのか?「砂の中の扉」ロジャー・ゼラズニイ

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      前回の記事から随分間が空いてしまったのはいつものこと(苦笑)全く唐突なんですが、最近映画『エンダーのゲーム』を見てきました。どこをどう巡ったのか、私の脳内でこの作品を再び読みたい!という欲求がむくむくと湧き上がり、ここに至るわけです。多分順番としてはエンダーのゲームが読みたくて、本当は原作を買うまたは借りるつもりだった→ハインラインの宇宙の戦士を思い出すなぁ→ハインラインといえばやっぱ月は無慈悲な夜の女王だよな→そういえばハインラインの異星の客ってあんまり内容を覚えてないな→異星人といえばゼラズニイの風変わりな作品があったっけ、つまり砂の中の扉。まあ、言葉で表せばこんな感じですね(笑)
      一体何度目の再読になるのか自分でも覚えておりません(笑)最初に読んだのは確か高校生くらいだったかな? この作品の何が(どこが)自分をこんなにも虜にするのか?
      この作品の前は東野圭吾氏の『プラチナデータ』を読んでいました。設定やストーリー展開等は面白かったのですが、文章がちょっと好みではない気がして、いささかもやもやとした気分でした。そんなこともあってお気に入りの蔵書を紐解くことを思いついたわけです。
      読んでみてまず思ったのは、「思っていた以上にゼラズニイの影響を受けている」ということですかね(笑)文章とか言葉の使い方とか。自作『放浪者』でフラッシュバックを取り入れてみたのは、もう正に『砂の中の扉』の手法ですね(笑)それを言えば、ディンカム・シンカーはハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』そのものなんですが、記録的な意味合いとしては『砂の〜』のスペイクスっぽいところもあるし……。
      主人公フレッド・キャシディが魅力的で非常にそそられる存在です。美形とかイケメンとかではなく(容姿の描写はほとんどないはず)その考え方や行動が、です。彼の担当教官の中には彼を怠け者の鼻持ちならない奴と決めかかる人もいますが、フレッドという人物は実に知識欲は旺盛で、流石に13年も様々な教科を点々としただけあって、実に色んなことを知っているし、役立てることができるのです。
      たまに旺盛な好奇心が彼をピンチに陥れたりするのですが、それもただならぬ彼の運と人脈によって救われたりするのも面白いです。
      一番興味深いのは、異星人と出会って、地球人はかなり発展途上の位置にあり、必ずしも天辺にいるわけではなく、また、似たような異星の輩も多いという設定でしたね。異星との出会いが嬉しくもあり、ちょっぴり悔しくもある。そんなことをフレッドがうまく表現してくれています。
      そして、地球人よりははるかに進んでいるはずの異星の友人たちですら、何に使うのかわからないスター・ストーンと何のために存在するのかよくわからないレニウス機(N軸反転ユニット=左右や裏表などを反転させてしまう機械)という存在が興味深いのです。「そんなに進んでいる君たちですらこれがなんなのかわからないの?」って感じでね(笑)
      悲しいかな、この書は既に絶版になって久しいので、おまけに図書館に置いてあるような感じもしないので、気軽に「興味があったら読んでみてね」なんて言えません(涙)
      それでも、正統派主人公(?)つまり、正義感に燃え、他の見本となるような人物では決してありえないフレッド・キャシディ君にお目にかかれることがあるようなら、是非一度手を伸ばしてみて下さい。
       
      2014.02.03 Monday

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